小田急江ノ島線の高座渋谷駅から徒歩８分ほど、小高い丘の上に建つ大和みどりが丘幼稚園。昭和42年の設立で、現在は400人ほどの園児が元気に通っています。子どもたちへの指導で大切にしていることについて冨田喜猛副園長はこう話してくださいます。

「チャレンジする心と継続することを身につけながら、のびのびと健やかに育っていってもらいたいですね」

　広い園庭と大きな園舎の中で、子どもたちは絵画・造形、音楽、体育などを楽しみながら学んでいます。さらに、年長組になると茶道の時間があり、五感を大切にしながら日本の伝統文化に触れているそうです。

　子どもたちの可能性を大切にしている大和みどりが丘幼稚園では、その環境整備にも気を配っています。たとえば、周囲に植栽がある園庭にはどうしても雑草が生えてきますが、子どもへの影響を考慮して除草剤は一切使わず、草刈りで対応しているのだとか。

「未就園児クラスや年少組の子どもたちは特に、大人が予想だにしないものをうっかり口に入れてしまったりするんです。だから、園で使う洗剤などは人体に悪影響のないもの、安心・安全なもの、が絶対です」と冨田副園長。

　そうした意識のもと、同園では2016年4月からセイバープラスZを導入。実際には、どのような場面で使用されているのでしょうか。

　幼稚園内で除菌・消臭が求められるアクシデントというと、ずばりおう吐。原因はバス酔いがもっとも多く、昼食で嫌いなものを食べた時や、発熱時にも吐いてしまうことがあるそうです。しかし、おう吐を未然に防ぐことはなかなか難しいのが現実。園バスの中、バスを降りてすぐの下駄箱付近、ロッカールーム、教室に入ってすぐなど、どこで起きるか予想がつかないものなのです。

「インフルエンザやノロウイルスの流行時は感染のリスクも高まりますから、とにかく早くきれいにしてあげたい。すぐに掃除ができるよう、セイバープラスZと凝固剤、ゴム手袋などを各教室に常備しています」と年長組の担任、納谷恵梨香先生は話してくださいます。

　おう吐時の具体的な使用方法は、凝固剤を振りかけ吐しゃ物を固めて捨てた後、セイバープラスZをスプレー。１５秒ほど経ったら拭き取るという方法を実践してくださっています。

「子どもたちに『よけて〜！』と声をかけ、吐しゃ物を触らないように細心の注意を払いながら掃除をします」と納谷先生。

　そして、除菌・消臭にもっとも即効性が求められるのは、園バスの中だといいます。長いと片道１時間程度バスに乗って登園する子もいるそうで、朝食時間がバスに乗る直前だと酔いやすくなるのだとか。

「気持ち悪い、と言えればビニール袋を口元に持っていってあげられるのですが、中には言い出せない子も。バスの中に臭いがこもると他の子も気分が悪くなってしまうので、セイバープラスZの即効性には助けられていますね」と石井晴菜先生は話してくれました。

　子どもたちがすくすく元気に育っていくことをスタッフ一同願っています。ご協力、ありがとうございました！